全日本玉入れ協会 関西協会

アジャタ技術編

競技図解編

1.スタート準備

  • アジャタボールをサークル内に配置し、
    選手は全員サークル外で後ろ向きでスタンバイします。
    (ボールは自由に準備出来ます)
  • アンカーボールは最後に入れるのできちんと管理しておきましょう。

2.競技開始

  • 号砲スターターにより一斉に玉入れを開始します。
  • アジャタボールの入れ方は道具を使わなければ自由です。
  • 選手のフォーメーションを各々作戦として研究して下さい。
  • 例えば、投球する人、ボールを集める人などの分担を、
    時間とともに変化させていきます。

2.競技開始

3.フィニッシュ

  • アンカーボールがバスケットの中に着底するまでの時間を
    ストップウォッチで計時します。

アジャタ技術編

1)玉を積む

アジャタは一度に出来るだけたくさんのボールを手に持ち、投球することが効率良く早くボールをいれるこつです。
アジャタは競技前にボールを自由に積んで準備が出来ます。この事前の玉積みは試合の結果を左右する重要な作業です。
効率よく全部投げ入れる為に丁寧に積み上げるようにした方が良いでしょう。
投げやすい積み方、投げやすい個数、それぞれ個人ごとに違いますので練習により決めていきましょう。

●俵積み
一般的な積み方として米俵の積み方から考案されたのが俵積みです。
この積み方は2個ずつを交互に積み重ねていきます。
持ちやすさから、奇数に積むのが良いでしょう。
5個~11個程度までなら投げる事が可能でしょう。
(但し手の大きさ等により個人差があります)

●三本配
出来るだけ沢山のボールを一度に投球するためには
コンパクトにたくさんのボールをまとめる必要があります。
この積み方も俵積みですがたくさんのボールをまとめることが出来ます。
この三本配は11個、14個、17個の玉を投げるのに適しています。

2)投球方法

投球は基本的に自由ですがコントロール良くアジャタボールを 確実に投球する事が重要です。
その為にはやはり良く研究された投 球方法が確実でしょう。
参考として一般的な投球方法を示しますの で体力や投げやすさを試してみて自分に合った投球方法を見つけましょう。

拝み投げ

最もコントロール良い投球方法として推奨している方法です。
両手で持って胸の前から上方に押し出すように投げます。
このとき手 首を動かさないようにすることが重要です。ジャンプして身体全体 で投球しましょう。
俵積みしたボールを崩さないように投球するためには押し上げるようにします。
また立つ位置は出来るだけバスケットの近くに立ち垂直に近く投球し
ヘアピン状に落下したボールがバスケットに入るようになげます。

下手投げ

比較的力のない女性に向いている投球方法です。
俵積みしたボー ル6~8個程度を両手で掬うように持ち腰のあたりから上方に持 ち上げるように投球します。
左右均等に投げないとせっかく積んであるボールがバラバラになります。
投球が腰のあたりからおこなう 為前方に飛んでいきます。少し後ろの方から投球した方がよいでし ょう。

片手投げ

2個ずつ交互に積んだ俵積みのボールを片手に乗せジャンプし ながら肩のあたりから押し出すように投げる方法です。

3)玉を集めて積む

落ちた玉を拾い集めて投げやすいように積むことはタイムを短縮する為には重要な作業です。

集める方法

床に落ちた玉を1個ずつ集めるのでは時間がかかります。
効率よく集めるなら一度に2個を両手でつかむようにします。そのあとは順に積むようにしましょう。

積むときの注意点

競技中に積むので急いで積む必要がありますが、急ぐあまり積んだ山がゆがんでしまったりすることもあります。
そのまま投球するとやはりうまく投げることができません。
投げる前にきちんと整え てから投球するのが結果的に早くなるでしょう。

4)フォーメーション

アジャタはチーム競技ですから全員で協力して1秒でも早く投 球をする必要があります。
その為にはメンバーの玉数、立ち位置、 投球と玉集めの役割分担等々を決めているチームもあります。
チーム員がバラバラに行動してもまとまりがつかなくなります。

フォーメーションの例

●全員投球
全員で投球し、全員で落ちた玉を集めて自分の集めた玉を自分で投球する方法。
全員が同じ程度の投球技術を持ってる場合は全員が投球し、落ちた玉も全員で拾い投球すれば良いでしょう。

●投球者と球集め者のパート分け  
チーム内に投球が上手なメンバーと投球がそれほど得意でない、
あるいはうまく投げられないメンバーが混在しているチームである場合、
1投目を全員で投げたあと約半数のメンバーが玉を集める 役として入らなかった玉を集めます。
投球役のメンバーは残りの玉 の投球を続けます。

パート分担の例