シッティングアジャタ
バリアフリーなスポーツ
あなたにもできます!シッティングアジャタ
99個のアジャタボールと 1個のアンカーボール全部入れるまでの時間を競います。
1チーム4~6人の選手。 ただし、選手全員おしりを床に付けて競技します。
シッティングアジャタ
あらゆるスポーツ競技は健常者が活躍している事が多い中、
一部のルールを変えることで身体に障害を持つ人も健常者以上にスポーツに参画できる競技が考えられ推進されています。
障害をもった方達だけ、或いは障害者のある方と健常者が共にスポーツをする方法がないか?
こんな発想から、私たちが普及を行っているアジャタのルールを見つめ直しました。
シッティングアジャタは全日本玉入れ協会の公式ルールに従う事を前提として検討した結果、
選手は床に座って競技を行うというルール変更で対応することを考えました。
選手は競技中はおしりを床から離れないように移動し、投球することになります。
ただし、持ったボールを上に投げるにはどうしても上体が上に伸び上がりますので瞬間的な離床は認める事とします。
運営について
シッティングアジャタとは、シッティング(座ってする)アジャタ(玉入れ競技)と言うことになります。
この競技は全日本玉入れ協会が全面的に支援を行い普及に当たります。
競技方法
- 選手は競技開始前に競技サークル内に入り、自分の投げるアジャタボールを投げやすい位置に積むなどして準備します。
- 準備ができたら、選手はサークルの外に出てアジャタバスケットに対し後ろ向きに座ります。
- スタートの合図と共に選手は方向を変え、準備したアジャタボールを一斉にバスケットに向かって投げ入れます。
競技中、バスケットに入らなかったアジャタボールを拾うため移動する時も常におしりを床から離してはいけません。
但し投球のため瞬間的におしりが離れるのは認めます。 - 99個のアジャタボールが全部入ったら、最後にアンカーボールを投げ入れます。
アンカーボールを先に入れると失格と致します。 - 競技はスタートからアンカーボールがバスケットに着底するまでの時間を競います。
競技規則
第1条(コート)
- コートはアジャタバスケットを中心とした直径3mの円とする。
- コート間は競技者の安全性とアジャタボールの混在を考慮して2m以上開けることが望ましい。
第2条(用具)
- アジャタバスケット
(一般成人 高さ:高さ2m50cm 直径:44cm 深さ:44cm)
(ジュニア 高さ:高さ2m10cm 直径:44cm 深さ:44cm) - アジャタボール(重さ:80g±2g)
- アンカーボール(重さ:250g±5g)
第3条(選手)
- 競技に参加する1チームの選手は原則として4~6名とする。
- 1チーム内の選手の性別は問わない。
第4条(スタート)
- アジャタボールは競技開始前、自由な形に積むことが出来る。
- スタート時、選手は全員サークルの外側で後ろ向きになる。
- 競技開始の号砲前にサークル内に入るとフライングとなる。
フライングは再スタートとする。フライングは2回で失格となる。
第5条(競技)
- スターターの合図(号砲)により選手は競技サークル内に入り投球を開始する。
- 投球方法は基本的に自由であるが、アンカーボールは99個のアジャタボールを全部入れた後でないと投球してはならない。
- アンカーボールがバスケット内に着底した時点を競技終了とする。
第6条(失格事項)
- 100個のボールが全部入ってないと失格とする。
- アンカーボールを最後に入れないと失格とする。
- 選手以外の人がアジャタボールにふれると失格とする。
- 棒などの道具や肩車等の不正な投球は失格とする。
- フライングは2回で失格となる。
第7条(その他)
- ルールとして明記されていない事であっても、あくまでも明るく紳士的な態度でプレーに臨むこと。
- 本競技規則の他、ローカルルールを適宜定めることが出来る。
競技図解編
1.スタート準備
- アジャタボールをサークル内に配置し、選手は全員サークル外で後ろ向きでスタンバイします。
(ボールは自由に準備出来ます) - アンカーボールは最後に入れるのできちんと管理しておきましょう。
2.競技開始
- 号砲スターターにより一斉に玉入れを開始します。
- アジャタボールの入れ方は道具を使わなければ自由です。
- 選手6人のフォーメーションを各々作戦として研究して下さい。
- 例えば、投球する人、ボールを集める人などの分担を、時間とともに変化させていきます。
3.フィニッシュ
- アンカーボールがバスケットの中に着底するまでの時間をストップウォッチで計時します。